フシスジモク
Sargassum confusum C. Agardh

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撮影地:宮城県志津川町 20021214 撮影地:宮城県志津川町 20021214
撮影地:福井県若狭町 20060527
先端部
撮影地:宮城県志津川町 20021214
付着器
撮影地:宮城県志津川町 2002.12.14 撮影地:福井県若狭町 20060527
 体の高さ1−2m。

 付着器は直径2cmくらいの盤状になる。茎と主枝の下部には1mmくらいの長さになる刺が多い。この刺は古くなるとなくなる。

 主枝の基部近くに出る葉は楕円形から披針形で長さ10cm,幅1.5cmになる。葉の先端は円いものや尖ったものがあり,葉の縁は滑らかなものや,ちょっとギザギザを持つものがある。葉は短い柄を持ち,葉質はやや硬い。枝の末端は葉は小型で細く線形。中肋は埋在して先端にまで達するが,先端の葉では中肋ははっきりしない。

 気胞は球形から洋梨形で,直径5mmになり,短い柄を持つ。

 雌雄異株。

 北海道南・西岸,本州(北陸と日本海沿岸),瀬戸内海,九州西・北岸;樺太南部から朝鮮半島,中国北部。