マクサ
Gelidium elegans Kuetzing

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雌性配偶体に出来た嚢果(矢印)
採集地:三重県志摩市浜島町 20080804
四分胞子托(矢印)
嚢果の断面(矢印は果胞子
採集地:三重県志摩市浜島町 20080804
採集地:三重県志摩市浜島町 20080804
四分胞子托の断面(矢印は四分胞子になる細胞)
採集地:三重県志摩市浜島町 20080804
 いわゆるテングサ。直立する体はやや平たく,枝を規則正しく羽状にだす。枝はさらに長い枝や短い枝を羽状にだす。枝のつけねはほとんどくびれず,枝の先端はとがっている。根は糸状で,ときには岩の上を長くはう。高さ10−30cmになる。多年生海藻。

 浅いところで生育するものは小型で体の幅が広いものが多い。逆に深いところや日当たりの悪いところのものは長くなり幅も狭くなるといったように,生育条件の違いで形が大きく変化する。

 寒天の主要な原料となる。

 低潮線付近から水深20m間での岩の上に生育する。

 北海道西岸,本州,四国,九州,南西諸島,朝鮮半島。