体は名の通り卵形で袋状になっている。直径は5−8mmで密集して生えている。この卵形一つで大きな一つの細胞である。体色は鮮やかな緑色か濃い緑色で,光の加減により青く光る。
生きている時は水分を含んで形を保っているが,乾燥すると水分を失い,形が崩れて不定形となる。採集時にも注意しないと,すぐに破れて中の細胞質が出てしまう。
かなり前,ダイビング雑誌にこの海藻の写真が謎の物体として出ていたことがありました。”何かの卵?”となっていたような記憶があります。確かに水中では青い不思議な光沢をしていますが。
中南部,伊豆諸島,南西諸島に分布。
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