ヤブレグサ Ulva japonica (Holmes) Papenfuss |
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体はやや厚くてかたく,セルロイドのような手触りがする。体ははじめは円形であるが,大きくなるにつれて,根元付近から放射状にいくつもの裂け目ができ,全体が破れたようになる。高さは5−20cmになる。 近縁のアナアオサ等と異なり,体色は暗緑色であるが,これは緑色光を吸収するシホナキサンチンというキサントフィルの一種の光合成色素をもつためである。そのため,深所に生育することができ,普通5−20mの深さの海底に生えている。かつて伊豆半島沖の銭洲(ぜにす)という所の海底64mと107mで採集された記録もある。 漸深帯の深所か陰になる所。 本州太平洋岸中・南部,瀬戸内海,九州,南西諸島,朝鮮半島。 |
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