アオワカメ
Undaria peterseniana (Kjellman) Okamura

写真をクリックすると大きい画像が開きます
付着器と中帯
 体は始めは円形・卵形で,しだいに笹の葉状か幅広い帯状になる。葉面の中央部は少し厚い中帯部となる。胞子嚢群は葉部の両面の中帯部に形成される。

 アオワカメの分布域は広いが,非常に局所的にしか見られない。これはアオワカメの生育水深が深いため,浜辺に打ち上げられているものからしか確認がとれないのも一つの原因になっている。

 分布が局所的なため食用とはなるが,地元で消費される程度に過ぎない。

 千葉県以南の本州中南部沿岸,九州北岸,壱岐,対馬地方日本海中南部沿岸,青森県津軽海峡各地,北海道松前小島。