フタエモク
Sargassum duplicatum J. Agardh

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付着器
気胞と葉
先端部
 体の高さは30cm−1mで,体は硬い。

 付着器は多数の繊維状の突起を持った仮盤状。茎は円柱状でコブ状の表面を持つ。茎の上部から数本の主枝が出る。主枝は円柱状かやや扁平で,太さは2.5mmになる。

 葉は厚く,へら形,長楕円形から広披針形や披針形といろいろな形がある。葉の基部は楔型で縁辺は尖った小さなギザギザを持ち,先端は円く,コップ状に拡がるものがある。葉の中肋は葉の中部で分からなくなる。

 気胞は球形から楕円形で先端は丸く,ふつう両側に耳状の翼を持ち,柄は円柱状から葉状で気胞自体よりも短い。

 雌雄異株。

 本州太平洋岸中・南部,九州,南西諸島;台湾,太平洋熱帯域。