付着器は糸状で,かなり長くのびることがある。主枝は細く,各方面に葉を互生に出す。
葉はこの種の最も特徴的な部分で,左右非対称な楔形またはなぎなた型で,上方に少し広がり,外側にまばらに小さい鋸歯を持つものが多い。学名もこの葉の形に由来する。
気胞は卵形または楕円形で,先端の丸いものと小さい突起を持つものとある。
生殖器床は円柱状,またはやや紡錘状である。
潮間帯下部の岩上に生育する。
太平洋中−南部,瀬戸内海,九州,日本海沿岸(富山付近以西),朝鮮。