ガラガラ
Tricleocarpa fastigiata Decaisne

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 体は円柱状で表面は滑らか。叉状に規則正しく枝分かれし,関節を作る。体の上部には輪状の皺が入る。体の高さは7cmくらいで直径は0.5−1.5mm。色は紅色からピンク。

 通常見られるのは配偶体で,四分胞子体は糸状で微視的である。

 和名”ガラガラ”は体が石灰質で乾くとガラガラ音がするから,ではなくてヒラガラガラ属の旧属名Garaxauraの発音に由来する。ガラガラはもとはGaraxaura属に属していたので,そのときはそれで良かったと思うんですが。
 その後,さらにヒラガラガラはGaraxaura属からDichotomaria属に移っています。そのため現在ではDichotomaria属がヒラガラガラ属,Garaxaura属はビロウドガラガラ属と呼ぶことになっています。

 本州太平洋岸南部,四国,九州,本州日本海岸南部,南西諸島,朝鮮半島,太平洋熱帯域,オ−ストラリア,大西洋。