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藻類学実習の内容
三重大学は目の前に海が広がる環境にありますが,ここの海岸は海藻の種数,量ともに豊富とは言えません。そのため,学内で行う海洋植物学実験では,生きた海藻に接することがあまりできません。そこで,夏季休講中に,英虞湾にある付属水産実験所を利用して,生きている海藻を用いて,以下のような実習を行います。 ・マクサの観察と培養 海藻は,分類群や種によって異なる発生様式を持っています。この実習では,寒天原藻として知られる紅藻マクサを用い,四分胞子または果胞子から培養して初期発生の観察を行います。また,胞子嚢や体組織の顕微鏡観察を行います。 ・海藻群落の観察,採集と同定 海藻に限らず生物の生態を理解するには,その生物が生育している環境を観察することが重要です。この実習では,水中マスクをつけて磯に出て,海藻の群落を観察し,同時に採集します。採集した海藻は実験所に持ち帰って同定し,標本を作製します。 ・光合成測定 海藻の生理生態に対する知識を深めるうえで重要な,光合成と呼吸の測定を行います。測定には直感的に操作できる差働式検容計(プロダクトメーター)を用い,光量や温度に対する光合成と呼吸活性の反応を調べます 藻類学実習の写真 (元の大きな画像が欲しい方,顔が出ては困るという方は連絡ください。) ・2003年度藻類学実習写真 ・2002年度藻類学実習写真 ・2001年度藻類増殖学実習写真 ・2000年度藻類増殖学実習写真 ・1999年度藻類増殖学実習写真 |
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