アミジグサ Dictyota dichotoma (Hudoson)Lamouroux |
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体は平らで帯状,規則的に叉状に枝分かれする。体は柔らかい。高さ10−35cm,幅0.5−1.0cmになる。体色は黄色がかった緑色または褐色。この仲間は死ぬと変色して緑色になる。 黒褐色の小さい点を全面に付けている体があるが,この点は生殖器官である。点がごく小さくて全体がごま塩模様のものは四分胞子嚢,楕円形の褐色の点は雄の生殖器官,円形の黒色の点は雌の生殖器官。これらの生殖器官を付ける体は春の終わり頃から夏にかけて多く採集できる。 フクリンアミジやサナダグサに似るが,切片を観察すると,アミジグサは皮層,内層ともに1層の細胞でできていることで区別できる。 体を透かしてみると網目模様があることから和名がついた。 低潮線付近に生息。 北海道,本州,四国,九州,南西諸島,朝鮮,シナ海,マレ−諸島,ポリネシア,オ−ストラリア,インド洋,大西洋。 |
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