ノコギリモク Sargassum macrocarpum C. Agardh |
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撮影地:三重県志摩市 20040612 | 撮影地:福井県若狭町 20060527 | ||||||||||||
主枝と葉 |
付着器
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撮影地:三重県志摩市 20040612 | 撮影地:三重県志摩市 20040612 | ||||||||||||
体の高さ数mになる大型の種。付着器は直径5cmくらいの円錐状になる。茎は直径4−5mmで,単独に付着器から直立して数回分枝する。基部は多年生で,毎年数本の主枝が茎にらせん状に出る。主枝の脱落した跡はふくらみとなって茎の表面に残る。 主枝下部の葉は線形または披針形で,長さ10cmまたはそれ以上,幅1.5cmになる。先端は尖り,縁辺には粗いギザギザ(重鋸歯)がある。枝の先端部の葉は細くなる。葉の質は厚く硬い。主枝下部の葉は基部が反り返っている。中肋は先端まではっきりとしている。 気胞は球形あるいは楕円体で,大きいものでは長さ1−1.5cm,直径1cmになる。気胞の先端は尖っているか,普通の葉に似た小形の冠葉をつける。 雌雄異株。夏に成熟する。 ヨレモクやヨレモクモドキと似ている。ノコギリモクは,付着器が大きな円錐形であること,茎が太くて大きいこと,主軸が平たく,その縁がギザギザになっていることなどで区別できる。正直言って,これらの海藻は下半身が無いと私には区別は困難です。 低潮線付近から20mくらいまでの深所にまで生育する。 太平洋岸では関東地方から九州まで,日本海岸では青森から九州まで,朝鮮半島南部。 |
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